アダラートの日常の注意事項と利尿剤でナトリウム抑制

アダラートはカルシウム拮抗薬に分類される降圧剤であり、徐放剤が開発されたことによって安全に使える降圧剤として広く用いられるようになりました。カルシウム拮抗薬を降圧剤といして使用する際に気をつけなければならないのが血圧の管理と投与量の調節であり、過量投与にならないように投与量を決定するというのが難しい点です。その点が徐放性のアダラートであるアダラートCRを用いることによって比較的容易に制御が可能になりました。一日に一錠でよいということも服薬指導を行う上では有利であり、誤った回数の服用により血圧管理が適切に行えなくなってしまうというリスクを下げることにも寄与しています。
アダラートを用いる場合の日常の注意事項としてよく挙げられるのがグレープフルーツジュースを飲まないということです。アダラートの代謝に関わる酵素がグレープフルーツに含まれるフラボノイドによって阻害され、大きな血圧低下を及ぼす危険があるからであり、日常の注意事項として入念に指導が行われる項目です。また、アルコールの摂取もめまいや動機といった副作用を強めることが知られていることから日常の注意事項として伝達されます。
一方、アダラートはカルシウム拮抗薬として血管を拡張させる効果があり、ナトリウム抑制を示さないことが特徴です。利尿薬の場合にはナトリウム抑制が起きてしまうことが知られていますが、カルシウム拮抗薬との併用によってナトリウム抑制を減弱できます。それによってナトリウムの排泄を促進することができるため、合剤も開発されてきており、それによって食塩摂取の過剰によって高血圧となっているリスクの高い患者に対して有効な治療法となるとされています。